マシンピラティスは有酸素運動?無酸素運動?筋トレとの違いも解説
マシンピラティスは、専用のマシンを使用するエクササイズですが、有酸素運動と無酸素運動、筋トレとの違いが気になる方も多いでしょう。
この記事では、マシンピラティスがどちらに分類されるか、有酸素運動と無酸素運動の違い、筋トレとの違いについて詳しく解説します。
また、マシンピラティスと筋トレはどちらがおすすめかについても触れますので、ぜひ参考にしてください。
目次
マシンピラティスは有酸素・無酸素運動のどちらに分類される?
マシンピラティスは、有酸素運動に分類されます。有酸素運動は、酸素を使ってエネルギーを生産しながら実施する運動で、持続的な運動が特徴。
ピラティスは、ゆったりとした動きと呼吸法を組み合わせることで、酸素を取り入れながらエクササイズします。これにより、体脂肪を効果的に燃焼させ、持久力を高める効果が期待できるのです。
有酸素運動と無酸素運動の違い
有酸素運動と無酸素運動の違いは、エネルギーを生産する際に酸素を使用するかどうかです。
有酸素運動とは
有酸素運動は、軽度から中程度の強度で長時間続ける運動で、酸素を使ってエネルギーを生産。これにより、脂肪をエネルギー源として燃焼させるため、体脂肪の減少や心肺機能の向上に効果的です。
有酸素運動の例としては、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、そしてピラティスなどがあります。
関連記事:ジムで有酸素運動だけを行うメリット・デメリットとおすすめ運動法
無酸素運動とは
一方、無酸素運動は、短時間に高強度でする運動で、エネルギーを生産する際に酸素を使わず、主に体内に蓄えられたグリコーゲンをエネルギー源とします。これにより、筋肉の強化や瞬発力の向上に効果的です。
無酸素運動の例としては、短距離走、ウェイトリフティング、スプリントなどが挙げられるでしょう。有酸素運動は、心肺機能の向上や体脂肪の減少に効果的であり、無酸素運動は筋力強化や筋肉量の増加に適しています。
マシンピラティスと筋トレの違い
マシンピラティスと筋トレは、どちらもフィットネスや健康維持において人気のあるエクササイズですが、目的、鍛える部位、運動の特性には大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの違いについて詳しく説明します。
目的
マシンピラティスの主な目的は、体幹の強化と全身のバランスを整えること。これにより、姿勢が改善され、柔軟性が高まり、体全体のコーディネーションが向上します。
ピラティスはもともと負傷兵のリハビリのために考案されたものであり、低負荷で体を動かしながら体幹を鍛えられるのです。そのため、リハビリや健康維持、姿勢改善におすすめでしょう。
一方、筋トレの目的は筋肉量を増やし、筋力を強化すること。筋トレは特定の筋群に集中して負荷をかけるため、筋肉の増大や力の向上に効果的です。例えば、ベンチプレスで胸筋を鍛えたり、スクワットで脚の筋肉を強化することが可能です。
筋トレはボディビルダーやアスリートが筋力を向上させるためにするケースが多く、見た目の変化を求める人にも適しているでしょう。
鍛える部位
マシンピラティスでは、インナーマッスル(深層筋)を中心に鍛えます。インナーマッスルは姿勢の保持や内臓の安定に重要な役割を果たします。具体的には、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などが含まれるでしょう。
これらの筋肉を強化することで姿勢が改善され、腰痛や肩こりの予防にもつながります。さらに、インナーマッスルを鍛えると、日常生活の動作が楽になり、運動パフォーマンスも向上するでしょう。
これに対して、筋トレはアウターマッスル(表層筋)を鍛えるのが主な目的。アウターマッスルは体の表面近くに位置し、見た目の筋肉を形成します。例えば、上腕二頭筋、大胸筋、大腿四頭筋などがアウターマッスルに含まれます。
アウターマッスルを鍛えると、力を発揮する能力や見た目の筋肉量増加につながるでしょう。筋トレは筋肉を大きくすることや、体力を増強するための役割を果たします。
有酸素・無酸素運動
マシンピラティスは、呼吸を意識しながら取り組む有酸素運動に分類されます。有酸素運動は酸素を使ってエネルギーを生産し、持続的な運動が可能です。これにより、脂肪燃焼効果があり、心肺機能の向上も期待できます。
有酸素運動の例としては、ウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられるでしょう。マシンピラティスもこれらと同様に、呼吸を意識しながらするため、体全体のコンディショニングに優れています。
反対に、筋トレは無酸素運動に分類され、短時間で高強度の運動を実施。無酸素運動は酸素を使用せずにエネルギーを生産し、主に筋肉のグリコーゲンを利用します。これにより、筋肉の強化や筋力の向上に特化しています。
無酸素運動の例としては、短距離走やウェイトリフティングがあります。筋トレはこれらと同様に、短期間で筋力を最大限に発揮することが求められるのです。
マシンピラティスと筋トレのどちらがおすすめ?
マシンピラティスと筋トレは、それぞれに異なる特徴と効果があると解説しました。どちらを選ぶかは、個々の目標や身体の状態によって異なります。
ここでは、どのような人にどちらのエクササイズがおすすめなのか詳しく解説します。
マシンピラティスがおすすめな場合
マシンピラティスは、ゆっくりとした動きで全身をバランスよく鍛えられるエクササイズです。特に以下のような人におすすめです。
- 全身をバランスよく引き締めたい人
- 姿勢を矯正したい人
- リハビリを必要としている人
- インナーマッスルを鍛えたい人
- ハードな運動が苦手な人
全身の有酸素運動からリハビリ、ハードな運動が苦手な方など、多くのニーズに応えるのがマシンピラティスだと言えるでしょう。
関連記事:マシンピラティスはリハビリにもおすすめ?効果的な理由とリハビリ方法
筋トレがおすすめな場合
筋トレは、特定の筋肉を集中的に鍛えることで筋力を強化し、体の部分的な引き締めをするエクササイズです。具体的には、以下のような人におすすめです。
- 部分的な箇所を引き締めたい人
- 高強度の運動が好きな人
- 基礎代謝を向上させたい人
- 体力と筋力に自信がある人
- 運動やボディメイクに励んでいる人
筋トレは、強い負荷をかけても問題ない人や、アスリートとして運動能力を高めたい、ボディメイクしている人などにおすすめです。
自分に合うトレーニング方法を選ぼう
いかがでしたでしょうか?マシンピラティスが有酸素運動か無酸素運動か、筋トレとの違いについておわかりいただけたかと思います。
目的や鍛える部位によって、どちらが適しているか異なりますので、自分に合ったエクササイズを選びましょう。
ピラティス専用ジムのスターピラティスでは、初心者から上級者まで、さまざまなニーズに対応するトレーニングが実践できます。
専用マシンを使用した効果的なトレーニングで、健康的な身体作りをサポートいたします。興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。
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監修者
山中 隆博
SDフィットネス
パーソナルトレーナー
山中 隆博
SDフィットネス パーソナルトレーナー
<資格>
- 日本ダイエット検定1級
- プロテインマイスター
- フィットネスマネジメント検定2級、1級学科
<略歴>
大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。