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ピラティスでの「インプリント」とは?やり方とピラティス専門用語

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ピラティスでボディメイクやダイエットをしたいと考えている方に向けて、インプリントについて解説します。

ピラティスでは「基本姿勢」とされているものがあり、インプリントは基本姿勢のひとつですが、ニュートラルとの違いやピラティスの専門用語について疑問を感じる方も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、ピラティスにおけるインプリントについて解説します。また、ピラティス専門用語についても解説しますので、初心者の方でもピラティスをより理解しやすくなるでしょう。

ピラティスでよく耳にする“インプリント”とは

ピラティスの「インプリント」とは、腰と骨盤を安定させるための姿勢を指します。ピラティスの基本となる用語であり、次のような姿勢がインプリントとされています。

【インプリント】

  1. 仰向けになる
  2. 腹筋を使用して骨盤を後ろに傾かせる
  3. 腰のところのカーブをなくすようにする
  4. 腰を床に押し付ける
  5. 背中とマットもしくは床の隙間がなくなるようにする

つまり仰向けになったときに、腰にできる隙間がない状態のことを指します。ピラティスにおいてインプリントは、エクササイズを正しく行うために最初に習得しておきたい姿勢です。

インプリントと後傾を見分ける方法

インプリントと後傾を見分けるための方法は、「姿勢をとったときに脚やおしりの力を使っているかどうか」です。
インプリントは骨盤が後傾した状態ではありますが、骨盤の後傾とは少々違います。インプリントは腹圧を使用して腰と床との隙間をなくす姿勢です。しかし、骨盤の後傾は腹圧ではなく、脚やお尻の力も使用します。両足で踏ん張っていたなら、それはインプリントではなく骨盤の後傾だと言えるでしょう。

お尻や太ももに触れた際に力が入っていると感じられた場合、それは骨盤の後傾である可能性があります。脚に力が入っていなければ、正しいインプリントの姿勢が取れていると判断できます。

インプリントのやり方

それでは正しいインプリントのやり方について学んでいきましょう。

【インプリントのやり方】

  1. 仰向けになる
  2. 腰骨と恥骨を結んだラインが床に対して平行になるようにする
  3. 骨盤を床に密着させる
  4. 背骨を床にピッタリと沿わせるように腰椎のカーブをなくす
  5. 背中を床に押し付けるようにする

正しいインプリントの姿勢になるためには、まずは「ニュートラルポジション」と呼ばれる姿勢を覚えましょう。仰向けになったら、腰骨と恥骨を結ぶラインが床に対して平行になるようにします。床に対して身体が平行になる感覚です。
骨盤が床に密着していれば、ニュートラルポジションが完成していると考えられます。

ニュートラルポジションが完成したら、次に背中全体を床に密着させるようにしましょう。腰椎のカーブをなくす感覚です。上半身全面が床に密着するようになったら、それがインプリントポジションとなります。

関連記事:ピラティスとはどんな運動?自律神経やその他の効果を紹介

インプリントのほかにもある!ピラティスの用語

ピラティスには「インプリント」のほかにも、さまざまな専門用語が存在します。これからピラティスを始めたいと思われている方に向けて、まずは専門用語についてご紹介します。

ニュートラルポジション 骨盤が安定する姿勢のこと
Cカーブ 仰向けで横になったときに骨盤を後ろに倒し、床に背中がぴったりとつく姿勢のこと
ピラティスハンドレッド ピラティスの準備運動でもある基本動作
胸式呼吸 肋骨の中に空気を入れる呼吸法
胸式ラテラル呼吸 胸を横や後ろに広げる呼吸法
ドローイング 腹筋に力を入れたまま胸を広げて行う呼吸法
アライメント 骨と関節の配列
アーティキュレーション 背骨をコントロールしながら動かすこと
コア 体幹
コントロロジー 身体をコントロールすること
テーブルトップ 仰向けで股関節・膝関節ともに直角にする姿勢
フレックス つま先を上半身の方に曲げながら足首を曲げる姿勢
ポイント 足首からつま先を伸ばすこと
エロンゲーション 脊椎を全体的に伸ばすこと
ASIS 骨盤の安定する姿勢、骨盤前面のこと
MP関節 手足の指の付け根にある関節のこと
胸郭 肺を保護する胸部にある組織のこと
胸椎 背骨の一部のこと
スパイン 背骨

ピラティスのキホン

インプリントのほか、専門用語についてご紹介してきました。
最後にピラティスの基本について学んでおきましょう。

基本の動作

ピラティスの基本動作は「Cカーブ」と「ピラティスハンドレッド」が代表的です。ピラティスのポーズではCカーブで始まるものが多く、実践するならぜひ習得しておきたい動作のひとつとなります。

対してピラティスハンドレッドとは、ポーズを行うための準備運動として欠かせないものです。実践してみると身体への負担が多いことがわかるでしょう。無理をせず、少しずつ長くできるようにすることで、ピラティスのレッスンを受けやすくなるはずです。

基本の呼吸

基本の呼吸法として知っておきたいのが、「胸式呼吸」と「ドローイング」の2つです。
胸式呼吸とは、肋骨の内側に空気を入れる呼吸法であり、ピラティスの主要な呼吸法です。正しく習得できれば、胸式呼吸だけでも身体の変化を感じられるでしょう。

そしてドローイングとは、腹筋に力を入れた状態のまま鼻から息を吸って、胸を広げて空気を取り込んで、口から吐く呼吸法のこと。ピラティスの基本として、2つとも習得しておきましょう。

ピラティスのインプリントとは基本姿勢のこと

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことでピラティスにおけるインプリントについてご理解いただけたと思います。
インプリントとは、ピラティスにおける基本姿勢のひとつであり、レッスンを受ける前に習得しておきたい重要なスキルです。

スターピラティス」では、インプリントを知らない初心者の方でも安心して学べるよう、丁寧にサポートするレッスンを提供しています。ご自身の身体をもっと理想に近づけたいと思われるなら、どなたでもお気軽にスターピラティスまでご相談ください。

 

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監修者

監修者の写真

山中 隆博

SDフィットネス
パーソナルトレーナー

山中 隆博

SDフィットネス パーソナルトレーナー

<資格>

  • 日本ダイエット検定1級
  • プロテインマイスター
  • フィットネスマネジメント検定2級、1級学科

<略歴>

大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。