マシンピラティスが腰痛の改善に効果がある理由とは?悪化するリスクはある?
マシンピラティスは、専用のマシンを使用するエクササイズです。腰痛に対しても効果が期待できます。
この記事では、マシンピラティスが腰痛に効果的な理由について詳しく解説します。
また、マシンピラティスによって腰痛が悪化する可能性や、腰痛がひどいときの対応についても触れ、最適なトレーニング方法を紹介。腰痛改善を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
マシンピラティスが腰痛に効果的な理由
マシンピラティスが腰痛の改善に効果的な理由は、以下の6つが関係しています。
- 腰痛の原因となる体の動きのクセが分かるため
- インナーマッスルを鍛えられるため
- 筋肉や関節の柔軟性が高まるため
- 背骨や骨盤の歪みが整うため
- 骨盤や背骨の正しい使い方が分かるため
- 負荷量を調整できるため
順番に見ていきましょう。
理由①腰痛の原因となる体の動きのクセが分かるため
腰痛を効果的に解消するためには、まずその原因を特定することが重要です。多くの場合、腰痛の原因は体の悪い動きのクセにあります。
しかし、自分自身で体のクセに気づくのは難しいでしょう。マシンピラティスのプライベートレッスンでは、専門家が客観的に体の動きを評価し、悪いクセを特定してくれます。
これにより、腰痛の原因を明確にし、最適な治療法を選択できるため、効率的に腰痛を改善し早期回復が期待できるのです。
理由②インナーマッスルを鍛えられるため
腰回りは腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群の4つのインナーマッスルによって支えられています。これらの筋肉は体幹を安定させ、良い姿勢を維持するために重要な役割を果たします。
ピラティスは、インナーマッスルを効果的に鍛えられ、体の安定性を向上させるトレーニングなのです。12週間のピラティストレーニングで、体幹が強化されたとの研究もあるようです。
強くて引き締まったインナーマッスルをもつことは、腰痛の予防と改善に大いに役立つでしょう。
理由③筋肉や関節の柔軟性が高まるため
腰痛の原因として、太ももの裏側やお尻、腰回りの筋肉が硬くなっている可能性があります。筋肉が硬くなると、腰にかかるストレスが増え、痛みが生じやすくなるのです。
ピラティスでは、筋肉を使いながらストレッチするため、筋肉を柔らかくしつつ安全に伸ばしていきます。これにより、筋肉の柔軟性が高まり、腰痛の改善が期待できるでしょう。
また、正しいポジションを維持しながらストレッチすることで、痛みなく効果的に筋肉を伸ばせます。
理由④背骨や骨盤の歪みが整うため
腰痛の原因の一つに、背骨や骨盤の歪みがあります。具体的には、以下4つが腰痛の原因として挙げられます。
- 猫背
- 反り腰
- 骨盤の前傾
- 骨盤の後傾
マシンピラティスは、背骨や骨盤を正しい位置に戻すためのエクササイズを取り入れています。これにより、身体のバランスが改善され、腰痛の原因となる歪みを解消できるのです。
特に、マシンのサポートを受けながらピラティスすることで、無理なく正しい姿勢を維持できるため、効果的に歪みの矯正を可能にしています。
関連記事:マシンピラティスで反り腰の悩みを解消できる?必要な期間も紹介
理由⑤骨盤や背骨の正しい使い方がわかるため
腰痛に悩む多くの人は、猫背や反り腰など、姿勢の悪さが原因と解説しました。マシンピラティスでは、背骨を正しいカーブに保ちながらエクササイズするため、骨盤や背骨の正しい使い方を学べます。
専門的な指導の下、腰部を支える筋肉を鍛えると同時に、正しい姿勢を維持するためのストレッチも実施します。これにより、腰痛の原因となる姿勢の悪さを改善し、痛みを軽減できるのです。
理由⑥負荷量を調整できるため
マシンピラティスの大きなメリットは、負荷量を細かく調整できる点です。腰痛の程度や体力に応じ、エクササイズの負荷を調整できるため、無理なくトレーニングを続けられます。
特に腰痛がひどい時期や回復途中の人にとって、過度な負荷を避けながらエクササイズできるのは嬉しいポイント。適切な負荷を選び、安全で効果的なトレーニングが腰痛の改善につながります。
以上のように、マシンピラティスは背骨や骨盤の歪みを整え、正しい使い方を学び、負荷量を調整することで、腰痛の改善に効果的なエクササイズとなるのです。
マシンピラティスによって腰痛が悪化することがある?
マシンピラティスは、腰痛改善に役立つエクササイズとして知られていますが、場合によっては腰痛を悪化させる可能性があります。ここでは、具体的な要因を解説します。
腰の筋肉の緊張が強い状態で実施する
ピラティスのエクササイズは、力を入れる場所と力を抜く場所をしっかりとコントロールしなければいけません。
しかし、自律神経の乱れや栄養不足などで筋肉の緊張が強い状態でエクササイズすると、過剰に力が入りすぎてしまい、腰痛が悪化する可能性が。そのため、リラックス状態でエクササイズするのを意識しましょう。
エクササイズのレベルが合っていない
ピラティスにはさまざまなエクササイズのレベルがあり、初心者向けの動きと経験者向けの動きでは大きな違いがあります。関節に不安がある場合は特に、グループレッスンで全員が同じ動きをするときに問題が生じるケースもあるでしょう。
自分の体力や体の状態に合ったエクササイズを選ぶために、まずは体験レッスンで自分に適したレベルを確認しましょう。
関連記事:マシンピラティスが難しいと感じる理由は?魅力や頻度についても解説
過剰に腰を反るエクササイズ
ピラティスのエクササイズには、体をさまざまな方向に動かすものがありますが、特に体を反る動きは腰痛を悪化させるリスクがあります。腹筋群を適切に使うエクササイズを先にすることで、腰を反る動きが安全に行えます。
しかし、準備せずに腰を反るエクササイズをすると、腰痛が悪化するでしょう。適切な順序でエクササイズする意識も大切です。
腰痛がひどいときにマシンピラティスをしても大丈夫?
マシンピラティスは腰痛の改善に効果があるとされていますが、腰痛がひどい時には注意が必要です。特に初心者や妊娠中の方、生理痛がひどい時は無理しないでください。
エクササイズしてしまうと腰に負担をかけてしまう可能性があるため、まずは医師に相談してください。腰痛の原因が病気や骨の異常かもしれないので、医師の診断を受けてから取り組みましょう。
マシンピラティスで腰痛を改善するにはプライベートレッスンがおすすめ
腰痛を効果的に改善するには、個々の体のクセや問題点を理解することが重要。プライベートレッスンでは、インストラクターが受講者の体の動きや姿勢を細かく観察し、個別にアドバイスを提供します。これにより、腰痛の原因となる悪いクセを特定し、正しい動き方を学べます。
プライベートレッスンは、個人のニーズや目標に合わせてカスタマイズされるため、より効果的なトレーニングが可能。また、言葉での説明が難しい部分についても、インストラクターの実演や具体的な指導を通じ、理解を深められます。
マシンピラティスで腰痛改善は可能
いかがでしたでしょうか?マシンピラティスが腰痛に効果的な理由についておわかりいただけたかと思います。
腰痛の原因を理解し、インナーマッスルを鍛えることで、腰痛の改善が期待できます。マシンピラティスは、負荷量を調整しながら正しいフォームでトレーニングでき、インナーマッスルを鍛えられるでしょう。
マシンピラティススタジオ「スターピラティス」では、腰痛改善としてもご利用いただけます。専門のインストラクターがサポートするので、安心してトレーニングを始められます。この機会にぜひご利用ください。
兵庫県伊丹市でピラティスをお探しならスターピラティス阪急伊丹駅前店へ
大阪市天六でピラティスをお探しならスターピラティス大阪天六店へ
福岡県北九州市でピラティスをお探しならスターピラティス小倉駅前店へ
福岡市博多区でピラティスをお探しならスターピラティス博多マルイ店へ
監修者
山中 隆博
SDフィットネス
パーソナルトレーナー
山中 隆博
SDフィットネス パーソナルトレーナー
<資格>
- 日本ダイエット検定1級
- プロテインマイスター
- フィットネスマネジメント検定2級、1級学科
<略歴>
大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。