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マシンピラティスはリハビリにもおすすめ?効果的な理由とリハビリ方法

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マシンピラティスは、専用のマシンを使用して実施するピラティスで、リハビリにも効果があるとされています。

この記事では、マシンピラティスのリハビリに対する効果や、その歴史について解説します。

また、マシンピラティスがリハビリに効果的な理由や、具体的なリハビリ方法についても紹介。さらに、リハビリにマシンピラティスを使用する際に資格が必要かどうかについても触れています。リハビリに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

マシンピラティスはリハビリに効果があるのか?

マシンピラティスは、リハビリに効果的なエクササイズの一つです。身体の中心部(コア)を強化し、姿勢の改善や体幹の安定性を高めることを目的としています。多くのリハビリプログラムに取り入れられているのは、このためです。

マシンピラティスは、腰痛や肩、膝などの関節痛の緩和に効果があり、骨折や手術後のリハビリにも適しているでしょう。体に過度な負担をかけずに筋力を増強できるため、怪我や手術後の回復期に特に有効でしょう。

さらに、ピラティスには深い呼吸法やストレッチが含まれており、肉体的な効果だけでなく精神的なリラクゼーション効果も期待できます。ストレスの軽減や精神的な安定に寄与するため、心身のバランスを整えるのに役立つでしょう。

また、リハビリにマシンピラティスを取り入れる際は、専門家の指導のもとで個々の症状に合わせたプログラムを構築するのが重要です。

マシンピラティスの歴史

マシンピラティスの歴史は、ピラティスメソッドの創始者であるジョセフ・ピラティスの功績に遡ります。彼は第一次世界大戦中、負傷した兵士たちのリハビリテーションを支援するために、特別なエクササイズ方法を開発しました。

ジョセフは、寝たきりの兵士でもエクササイズができるように、ベッドの周りにバネを取り付けて四肢をトレーニングできる装置を考案しました。これが現在の「キャデラック」と呼ばれる、マシンピラティスの原型となっています。

ピラティスは、戦後もリハビリテーションや健康増進のためのエクササイズとして進化していきました。特に、ピラティスのメソッドは、ダンサーやアスリートなど身体能力が高い人々の間で人気を博しました。

その一方で、立位や座位が難しい人々、例えば高齢者や怪我からの回復を目指す人々にとっても、ピラティスマシンは有用なツールとなっていったのです。

マシンピラティスがリハビリに効果的な理由

マシンピラティスがリハビリに効果的な理由は、以下3点が挙げられます。

  • 筋肉を強化できるため
  • 関節の柔軟性が向上するため
  • 姿勢が改善するため

これらの効果により、多くのリハビリプログラムに取り入れられています。ここでは、具体的な理由を詳しく解説します。

理由①筋肉を強化できるため

マシンピラティスは、体幹の筋肉を中心に、全身の筋肉を効率的に鍛えます。特に体幹の筋肉は身体を支える役割を果たし、日常生活の動作を円滑にするために不可欠なのです。

これにより、リハビリ中の筋力強化が促進され、筋肉のバランスが整うことで、全体的な身体機能の向上が期待できます。マシンの特性を活かし、部分的な筋トレとは異なり、全身の連動性を高めながら筋肉を鍛えられるでしょう。

理由②関節の柔軟性が向上するため

マシンピラティスでは、ストレッチや筋肉の伸ばし方にも重点が置かれています。これにより、関節周りの筋肉の柔軟性が向上し、関節の可動域が広がります。

柔軟性が向上することで、リハビリに必要な動作がスムーズに行えるようになり、関節の可動域の回復が促進。また、関節への負担を軽減し、怪我の予防にもつながります。

理由③姿勢が改善するため

マシンピラティスは、姿勢改善にも効果を発揮します。特に、腰痛や肩こりなどの問題を抱える人にとって、姿勢の改善は重要なリハビリ要素でしょう。

マシンピラティスを実践することで、正しい姿勢を保つための筋肉が強化され、体の歪みが矯正されます。これにより、日常生活における姿勢が改善され、痛みや不調の原因が解消されるのです。

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マシンピラティスによるリハビリ方法

マシンピラティスは、特定の部位のリハビリに効果的です。腰や膝のリハビリに焦点を当てたエクササイズで、痛みの軽減や機能の回復を促進します。

具体的な方法について見ていきましょう。

腰のリハビリには、腰周りの筋肉を強化し、柔軟性を向上させるのが有効です。特に、股関節や胸郭の柔軟性もリハビリには欠かせません。

ピラティスの代表的なエクササイズの一つである「ロールアップ」は、腰のリハビリに非常に効果的です。腹筋や背中の筋肉を強化し、腰周りの柔軟性を高めます。

  1. 仰向けに寝た状態から始め、腕を頭上に伸ばす
  2. 息を吸いながら腕を天井方向に引き、背中を起こす
  3. そのまま息を吐きながら背中を丸めて前方に倒れ、再び息を吸いながら元の位置に戻る

この動作は、腰周りの筋肉を効果的に動かし、柔軟性を高めます。マットピラティスでは難易度が高いエクササイズですが、ピラティスマシンのタワーを使用することで、難易度を下げられるでしょう。

関連記事:マシンピラティスとマットピラティスそれぞれの特徴と選び方

膝のリハビリには、膝自体だけでなく、股関節や足首の筋力と柔軟性の強化が重要。膝は「中間関節」と呼ばれ、股関節や足首の影響を大きく受けます。ピラティスはこれらの部位全てを対象としたエクササイズができ、膝の安定性を高める効果があるのです。

膝のリハビリで特に有効なのは、リフォーマーを使用したエクササイズ。例えば、リフォーマーを使ったフットワークは、膝に負担をかけずに筋力と柔軟性を向上させられます。

また、股関節の筋力強化や足首の柔軟性向上にも取り組むことで、膝への負担を軽減し、リハビリの効果を高められるでしょう。さらに、膝の半月板損傷のリハビリにもピラティスは有効です。

手術後や保存療法のどちらの場合でも、ピラティスは関節の可動域を広げ、筋肉を強化することで回復を促進するのです。

マシンピラティスによるリハビリに資格は必要?

マシンピラティスを用いたリハビリには、特定の資格が必須というわけではありません。しかし、リハビリを効果的かつ安全に実施するには、専門知識と技術をもったインストラクターの指導が欠かせません。

ピラティスのインストラクター資格は、多くの民間団体によって発行されています。基礎的なピラティスの動きから、リハビリに特化したエクササイズまでカバーしています。中には、リハビリテーション向けの特別なカリキュラムを提供している団体もあります。

一方、理学療法士などのリハビリ専門職の資格は、公式な教育プログラムと国家試験に基づいていますが、一般的にはピラティスのカリキュラムは含まれていません。そのため、理学療法士がピラティスをリハビリに取り入れる場合、追加でピラティスの専門トレーニングを受けるケースが多いです。

リハビリや体の不調はマシンピラティスで

いかがでしたでしょうか?マシンピラティスがリハビリに効果的な理由や、具体的な方法についてお分かりいただけたかと思います。

マシンピラティスは筋肉の強化や関節の柔軟性向上、姿勢の改善に効果があり、リハビリにおすすめと言えるでしょう。

SDフィットネスでは、マシンピラティススタジオ「スターピラティス」を運営しており、リハビリを目的としたトレーニングも可能です。専門のインストラクターがサポートし、安全で効果的なエクササイズを指導しますので、ぜひご検討ください。

 

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監修者

監修者の写真

山中 隆博

SDフィットネス
パーソナルトレーナー

山中 隆博

SDフィットネス パーソナルトレーナー

<資格>

  • 日本ダイエット検定1級
  • プロテインマイスター
  • フィットネスマネジメント検定2級、1級学科

<略歴>

大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。