「くびれがある人」の5つの特徴とスタイルアップのためにできること
スタイルアップしたい、ダイエットをしたいと思われている方に向けて、くびれがある人の特徴を解説する記事です。
多くの女性が憧れる、きゅっと引き締まったくびれとはどのようなものなのでしょうか。一方で、「痩せてもくびれができない」「くびれができたことがない」と悩む方が多いのも事実です。
実は、くびれは全身のバランスを整えることで初めて実現します。
そこで今回の記事では、くびれがある人の5つの特徴について解説します。
参考にしていただければ、ちょっとした意識付けだけでもくびれができやすくなるでしょう。
目次
そもそも“くびれ”はどういうもの?
まず「くびれ」とは、肋骨の下と骨盤の間にある細い部分のことです。おへその少し上から骨盤にかけて、胴体よりも細い部分があれば、それがくびれと呼ばれます。
くびれは、女性特有の身体的特徴です。そのため女性らしさの象徴ともされています。
男性でも同じ部分が細くなることはありますが、女性のような明らかなくびれはできません。それは、くびれが女性ホルモンによってつくられるものであるためです。
女性ホルモンの中の「エストロゲン」によってくびれはつくられます。エストロゲンは閉経前後に急激に分泌量が減少するとされており、それに伴いくびれも失われやすくなります[1]。更年期にさしかかると、くびれ部分に脂肪がついてくる女性が多くなります。
したがって、くびれは若々しい女性の身体を象徴する特徴と言えるでしょう。くびれがあることによって女性として魅力的に見えるだけでなく、若々しさも感じられるようになります。
くびれがある人の特徴
くびれは、ただ痩せるだけではつくられません。痩せていてもくびれができないと悩む方は少なくありません。
では、くびれがある人にはどのような特徴があるのでしょうか。
くびれがある人の特徴について、5つの観点から見ていきましょう。
①姿勢が良い
まず、「姿勢が良い」ことが挙げられます。身体にとって必要な筋肉が揃っており、バランスが整うと姿勢が良くなります。そのため、姿勢が良い女性にはくびれができやすい傾向があります。
姿勢が良い女性は、身体に歪みが起こりにくくなります。歪みが起こりにくいとお腹まわりの筋肉が強化されやすくなり、くびれもできやすくなることに。
背筋が伸びていて、脊椎のS字カーブがきれいに現れる姿勢を維持できれば、くびれができやすくなるでしょう。
②運動習慣がある
くびれがある人の特徴として次にご紹介するのは、運動習慣があることです。運動は脂肪を減らすとともに、筋力を高める効果があります。くびれをつくるにも、脂肪を減らすこと、筋力を高めることが重要であるため、運動習慣がある人は自然とくびれが形成されやすくなります。
くびれはお尻や背中、お腹の筋肉を鍛えると出てきます。もちろんウエストまわりに余計な脂肪をつけないことも大切なポイントです。
筋肉を鍛え、脂肪をつけないためには、運動習慣が欠かせません。
③栄養バランスの良い食事をとっている
美しいくびれをつくるためには、栄養バランスの整った食事を心がけることが重要です。
食事で摂取する栄養バランスが偏ると、身体に余分な脂肪が溜め込まれやすくなります。身体は食べたものから摂取できる栄養によってつくられるものです。必要な栄養素を摂取できなければ、健康な身体はつくられません。
もちろん運動も必要です。栄養素をしっかりと摂取して身体をつくりながら、余分な分を運動によって発散することが大切です。運動を心がけるとともに、栄養バランスの良い食事を摂ることを意識してください。
④毎日スッキリしている
くびれがある人の特徴として、毎日スッキリしていることも欠かせません。腸の中に老廃物が溜まっていると、お腹が張ってしまいます。お腹が張ると、その隣にあるウエストのくびれも失われやすいものです。
キレイなくびれをつくるには、しっかりと毎日のお通じがあるようにし、お腹の張りをなくしましょう。
⑤くびれやすい骨格である
最後に、くびれやすい骨格であることも重要な要素となります。
骨格は人それぞれ違います。たとえば、「ウェーブ」や「ストレート」と呼ばれる骨格の方は、くびれができやすい傾向があります。また骨格と骨盤の間が広い方も、くびれができやすいと言われています。ご自身の骨格は「骨格診断」にて判断できるでしょう。
簡単に診断する方法としては、こぶしをウエストに当てるやり方があります。ウエストにこぶしを当ててみてください。そして人差し指から小指までのすべての指がウエストに入るなら、くびれができやすい骨格と言えます。
生まれ持っての骨格に依存することではありますが、骨格によってくびれやすい・くびれにくい人がいることも事実です。
関連記事:ピラティスが肩こりに良いといわれる理由と改善に役立つエクササイズ
くびれのない人の特徴は?
それでは続いて、くびれがない人の特徴について見ていきましょう。先にご紹介した、くびれがある人の特徴と照らし合わせながらご覧ください。
①姿勢が悪い
まず姿勢が悪い人はくびれができにくい傾向にあります。
くびれがある人の特徴として、姿勢が良い人と解説しました。反対に、次のような姿勢の方はくびれができにくくなっている可能性が高いでしょう。
猫背
猫背だと骨盤の歪みが引き起こされやすく、くびれができにくくなります。骨盤の歪みは、腹筋の筋力低下を引き起こす主な原因の一つです。その結果、お腹にハリが失われ、ウエスト周りに脂肪がつきやすくなります。
反り腰
反り腰も、くびれができにくい原因となる姿勢の一つです。反り腰になると骨盤がお尻の方に下がり、肋骨が後ろに傾くことになります。肋骨の傾きは骨盤のゆがみを引き起こすだけでなく、お腹周りの代謝を鈍らせる原因にも。
背骨を正しい状態で維持することが大切です。
②身体を動かす頻度が少ない
身体を動かす頻度が少ない方も、くびれにくい状態になってしまいます。もしくびれやすい骨格を持っていたとしても、身体を動かさなければウエスト周りに脂肪がついてしまうでしょう。脂肪がついたウエストでは、どれだけ姿勢を良くしても、筋力を高めてもくびれはできません。
脂肪量が多いと感じる場合は、積極的に身体を動かすことを心がけましょう。ウエスト周りの脂肪が減れば、自然とくびれができてくるはずです。
③腹筋を鍛えすぎている
くびれがない人の特徴として、腹筋を鍛えすぎていることもあげられます。お腹周りの筋肉を鍛えれば、くびれができると思われている方も多いかもしれません。実際のところ、くびれには腹筋が欠かせません。
しかし腹筋運動ではお腹周りの脂肪は落とせず、反対に筋肉によって肥大してしまうこともあります。
つまり脂肪を落とさずに腹筋を鍛えると、くびれのない体型になってしまうことが多いということです。
そのため理想的なくびれをつくるためには、腹筋を鍛える前にお腹周りの脂肪を落とすことが必要となります。
くびれをつくるためにできること
間違った習慣を続けていると、くびれができない状態になってしまうこともあると解説しました。それではくびれをつくるためには、どうすれば良いのでしょうか?
キレイなくびれをつくるための5つの方法についてご紹介します。
方法1:ピラティスやヨガに取り組む
ピラティスやヨガに取り組んでいる人は、くびれがあることが多いとされています。理由は、身体の中にあるインナーマッスルが鍛えられているからです。
インナーマッスルは、骨格を整えるために重要な役割を果たす筋肉とされています。くびれをつくるためには、骨盤と肋骨が正しい位置にあることが重要であると解説しました。
したがってヨガやピラティスを行うことで、骨格を整えられ、くびれもつくられやすい身体になることが理由だと言えるでしょう。
方法2:筋トレをする
筋トレもくびれをつくるための方法のひとつです。特に効果的なのは、お尻の筋肉を鍛えるためのトレーニング。お尻や太ももに適度な筋肉をつけると、くびれができやすくなる傾向があります。
たとえば、スクワットやヒップアダクション、ヒップリフトなどのエクササイズが効果的です。さらにウエスト周りの筋肉を鍛えられるエクササイズを追加すれば、自宅での筋トレでもくびれをつくることが可能です。
方法3:栄養バランスの良い食事をとる
栄養バランスの取れた食事を意識することが大切です。糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素を不足なく摂るようにしましょう。
ただし、糖質や脂質の多すぎる食事、カロリーの高すぎる食事は逆効果です。栄養価が高く、ヘルシーな食事を心がけることで、ウエスト周りの脂肪が落ちやすくなり、くびれが形成されやすくなります。
方法4:姿勢と歩き方を意識する
日頃から姿勢と歩き方を意識することも大切なポイントです。先に解説したように、くびれがある人の特徴のひとつが「姿勢が良いこと」です。
姿勢が良いということは、必要な筋肉量が保たれ、全身のバランスが整っている状態を指します。そして全身のバランスを取るためには、良い姿勢を保つことが大切です。
くびれをつくるためには、日頃から正しい姿勢と歩き方を意識することが大切です。
方法5:補正用下着を着用する
最後に補正用下着を着用することも方法のひとつです。たとえば、骨盤やウエスト部分を補正する下着を着用すれば、くびれをつくる手助けになる場合があります。
昔のヨーロッパの女性たちは、コルセットでくびれをつくっていました。同じように、くびれを身体に覚えさせるよう、補正下着を着用する方法もあります。
くびれがある人の特徴を真似してみて
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、くびれがある人の特徴についてご理解いただけたと思います。
くびれができやすいかどうかは、生まれ持った骨格によっても左右されます。しかし姿勢やお通じ、歩き方などは変えられるので、くびれがある人の特徴を真似してみてください。
そして「スターピラティス」では、ピラティスによるくびれづくりもサポート。今回の記事の内容を参考にピラティスを実践することで、理想的なくびれを目指せるでしょう。
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[1]参照:四国こどもとおとなの医療センター:〈おとな〉 vol.06 更年期障害について
監修者

山中 隆博
SDフィットネス
パーソナルトレーナー
山中 隆博
SDフィットネス パーソナルトレーナー
<資格>
- 日本ダイエット検定1級
- プロテインマイスター
- フィットネスマネジメント検定2級、1級学科
<略歴>
大学を卒業後、インストラクターとして大手スポーツクラブへ入社し、300名以上のパーソナルトレーニングを経験。その後、専門学校の非常勤講師やキッズミュージカル劇団総監督を経て、当社に入社。現在はSDフィットネスの統括責任者を担当する傍ら、業界セミナー等にも登壇している。